【60代の家づくり・間取り】車椅子スペース?考える必要無し! 50代セミリタイア主婦の挑戦 

 

50,60代夫婦二人、立ち退きにあったのでこれから家づくりします。

【ブログタイトル変更】立ち退きにあってしまった!60代、家を建てる? 50代セミリタイア主婦、家づくりに挑む

 

人生100年時代。

もしこれから家づくりするとしたら体の状態事も考えてスペースを広くとらないと!

段差は極力なくさないといけないんじゃない?

 

そう思われるかもしれません。

しかしわたしはあえてスペースや段差解消についてはあまり考える必要ないと考えています。

 

60代の家づくり 老後、車椅子生活は考えなくて良い? 50代セミリタイア主婦の挑戦

 

いずれ車椅子生活になるかもしれない。

もし車椅子を使うような生活になったらどうする?

 

老後、終の棲家づくり、というとそんなふうに考えますよね。

 

総務省の統計より、2021年1月、介護保険の認定が受けることができる40歳以上の人口は7840万人。

車椅子もしくは寝たきりで生活されているかたが日本にどれくらいいらっしゃるかはわかりませんでした。

車椅子での移動を必要とする人の場合は介護度3以上の認定がおりることになっています。

厚生労働省の統計より、介護度3〜5の認定を受けた方は2021年1月で232万人いらっしゃいます。

日本の人口のうち、40歳以上、7840万人のうち、介護度3〜5の方は3%。

100人に3人の割合です。

介護度3−5の認定を受けた方が全員、終始車椅子を使ったり、寝たきりで生活されているかというとそうではないでしょう。

つまり、車椅子で生活するようになる確率はそんなに高いものではない。

ご自宅でもご自分の足で歩いて生活されているだろう方がほとんど、ということがわかります。

将来車椅子で生活するようになるかもしれない、と、広いスペースをとっておく必要はないんじゃないか、そう考えています。

60代の家づくり 老後、もし車椅子生活になったら? 50代セミリタイア主婦の挑戦

 

仮に車椅子での生活になったとして自分の足で立てない、立てたとしてもすぐに崩れてしまうような状態になったら一人で生活することはむずかしくなります。

そうなったとき、住宅改修やリフォームする必要はあるでしょう。

それまでは車椅子スペースは考えなくてもいい。

むしろ壁や手すり、家具などつたって歩くことができるほうが移動しやすい。

 

リハビリ職、作業療法士としていままで要介護状態になられた方の住宅改修に立ち会ってきました。

ご自宅で過ごすにあたっての住宅改修は、ご自宅にあるものを利用する、もしくは最低限の手すりをつける、置く、にとどまっています。

お部屋が広すぎると持つところ、つたうところがなく、かえって転倒リスクは高くなります。

 

もし将来、住宅改修やリフォームしなければいけないかもしれない、ということを考えるならば、リフォームしやすいように部屋の間取りにゆとりをもたせておいてもいいかもしれません。

もしくはトイレのドアを引き戸もしくは吊り戸にしておく、など工夫しておく。

入浴は車椅子生活になると自分一人で入浴するのは危険です。

見守りがあったとしても一人での洗身は困難に。

自宅の風呂場を使うより訪問入浴やデイサービスなどでの入浴に切り替えるほうが安心です。

60代の家づくり 老後、段差はどうする 50代セミリタイア主婦の挑戦

たしかに段差は車椅子でなくても問題になります。

一番の難関は家に入るまで、という方が多いです。

玄関までの外構の段差や階段がまず障害になってしまいます。

住宅改修できればいいのですが、簡易スロープを導入することで工夫はできますが、転倒・転落リスクが高いのでできれば段差はないほうがベストです。

 

例外ですが、段差はある意味QOLの維持に役立っている場合もあります。

段差があるから歩行に気をつけることができる場合もある。

しかしそれも限界があるので段差をなくすかどうかはその人の心身状態を見極める必要があります。

60代の家づくり 老後、高齢者の暮らす住居とは 50代セミリタイア主婦の挑戦

高齢者のご自宅をたくさん見てきましたが、完璧な住宅はひとつもありませんでした。

でも、その方にとってベターな住宅だったことは確か。

その家にずっと住んできたからこそご自分やご家族なりに工夫して快適に暮らすことができている方が多かったです。

完璧を目指さず、どうあればより快適にご自宅で過ごせるかを考えるのが一番。

 

新しく家づくりをする、といってもやはり完璧は目指さないほうがいいと思っています。

家は自分たちと一緒に成長、進化するもの。

少しずつ手を加えていくことで住み心地の良い、住みやすい家になっていく、そう考えます。

 

 

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